長崎ちゃんぽんの思い出

今日、リンガーハットで「野菜たっぷりちゃんぽん」を食べました。

ちゃんぽん大好きです。

もう何十年も前の話ですが、親戚の集まりがあり、近所のラーメン屋さんで出前を取った時のことです。
子供だった私は、メニューの中で一番高かった「ちゃんぽん」が欲しいと言いました。母達はちゃんぽんってなんだという感じでしたが、久しぶりの集まりなので、まあいいかということになりました。
ところが、10歳違いの大学生の叔父が「500円のちゃんぽんなんてちゃんぽんじゃない」と言って、頼むのをやめるように言ってきました。
ちゃんぽんは1000円以上じゃないと本物じゃないと言うのです。当時の物価で500円は現在の1000円以上の価値です。1000円などラーメンではとんでもない値段です。
子供だった私は戸惑ってしまい、黙ってしまいました。
母や叔父の姉である叔母は私の食べたいものを食べさせてやれと、叔父の意見など聞く耳を持たないという感じでした。
叔父はぶすっとした感じでしたが、お構いなく叔母達は私のちゃんぽんを注文しました。
出前で届いたちゃんぽん美味しくて、なんで叔父はあんなこと言ったんだろうと不思議に思っていました。

月日が流れて10年、大学の授業関連で横浜に行く機会がありました。仲間と一緒にちゃんぽんを食べました。ここでわかりました。私の食べたていたちゃんぽんはちゃんぽんではないことがわかりました。叔父に言ってたことが本当だとわかったのです。

予備校でバイトをしていたことがあります。学生をご飯に連れて行くことが時々ありました。ラーメン屋か中華料理屋かだと記憶していますが、数人の学生を連れて行った時、注文を迷っていた学生達にちゃんぽんを勧めました。少し金額の張るものだったし、本当に美味しいにかもわからないので遠慮してる学生達に私は言いました。「これはラーメンの王様だから、お前達にぜひ経験してほしい。遠慮しないで食べてくれ。」
学生達が疑いの目を向けながらも、受け入れてくれました。
ちゃんぽんが来て食べ始めると、「先生、これ本当にラーメンの王様ですね。本当に美味しい。こんな美味しいのは食べたことがない」と口々に言います。
学生は嬉しかったとは思いますが、それ以上に私には嬉しい経験でした。人の知らないことを教える。経験のないことを体験させることは誰にとっても最も楽しい事ではないでしょうか。

来年は東京オリンピックが開催されます。日本の事をあまり知らない外国の方がたくさんいらっしゃいます。色々と教えてあげることがありますよ。遠慮しないで、近づいてください。みんな待ってますよ。

叔父が私に教えてくれて、私が学生に教えると同じように皆さんが外国の方に教える。そうなれば、うまいこと世の中は回っていきますよね。

今はリンガーハットをはじめ、色々なところで安価で質の高いちゃんぽんを提供してくれています。ありがたいですね。

今日も美味しかったな。

追伸:別のカテゴリーで健康のことを扱っていますので、少し追加します。「野菜たっぷりちゃんぽん」の売りは、何といっても1日の野菜が1食で賄えるというところです。実は1杯分の480gは1食分以上です。素晴らしいですね。ただし、カロリーは831kcalで炭水化物94g、食塩は9.3gもあります。炭水化物はご飯2膳分ということになります。炭水化物が多いけれど、野菜が十分なので血糖値の上昇はある程度抑えられると考えられます。 また、塩分は9.3gですので、これは通常の1日の塩分にあたります。スープを飲むのは我慢した方がよさそうですね。

血糖値が高めの人や女性にはミドルサイズというメニューがあるので、こちらがお勧めです。ミドルサイズは栄養価が2/3程度です。これだったら炭水化物もそれほどではないですね。しかも野菜は1日の必要量350g入っているので、これで十分です。正直言って通常サイズは私には量が多すぎます。これからはミドルサイズにしておきます。

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